2011年1月19日水曜日

任売とは

任売
任売とは、住宅ローンなどの借入金の返済いが困難になった場合、債務者(所有者)と抵当権者(債権者)の間に仲介者が入り、抵当に差し出している不動産を競売ではなく 一般の不動産売買のように所有者・債権者・買主の納得のいく価格でお取引を成立させることをいいます。

不動産ローンの返済が或る一定期間滞った場合、金融機関等の抵当権者は、抵当権に従って、所有者の不動産を競売にかけ、現金化して回収しようと します。

競売ですと、いくらで落札されるかは開札日までわかりませんし、また落札価格が市場価格より2~3割低い価格になることもりますし、費用がかかって まいりますので債権者側としても任売での処理を好みます。 そこで任売業者さんとか弁護士先生などが仲介者となって、債務者(所有者)と債権者の間に入り、 なるべく両者に満足のいくような価格で契約をまとめることが任売の特徴です。

任売の落とし穴、任売専門業者さんであれば普通はかかりませんが、中には色々な名目を使って相談料を取る会社さんも有ります。 料金を 取ることは違法行為ではございませんが、それが不動産業者の場合ですと違法行為となります。 任売業者が行う任売の料金は債権者側からお支払いを受けま す。 したがって、顧問料とか相談料とか○○料などは払う必要はありません。 もし、不動産業者からそのような項目の料金の請求を受けたら業者を変えましょう。

また、任売の処理が完了し、清算という時点で色々な名目を付けて引越代から差し引いてくる業者さんが居ます。
例えば、引越代として100万円、その中から残置物処理費用40万円、事務処理費用10万円、物件販売諸経費20万円、交通費10万円、差し引き20万円が 立ち退き費用という形で支払われたケースが有ります。
上記のケースは引越代100万円とうたっていた不動産業者さんで実際に取られていた手法です。 中には1万円とか5千円しかもらえなかったという相談も寄せられて おります。

また、20,000円とか30,000円の相談料で滞納した住宅ローンの返済に付いてのコンサルタントを行っている方々がおります。 ですが、それらカウンセラーさんから得た 回答 が『住宅ローンを6ヵ月滞納してください。 6ヵ月滞納しないと任意売却できません。 そして6ヵ月後にまたお起こしください』といわれたそうです。 たったこの アドバイスを 受けるのに30,000円とは驚きです。 任売業者さんであればこのレベルの回答は無料です。

不動産ローンの返済に行き詰まってしまわれて、競売の危機に立たされている方々に取っては、例え1円でも大切なお金です。 支払わなくとも良い お金は支払うのは止めましょう。 任売をして人生をリセット・リスタートするためにも1円でも多くのお金を蓄えることにすべきでしょう。

任売と競売の比較 - なんと言っても債権者・抵当権者との間に入ってくれる任売業者という代理人・エイジェントが入るう事が上がられるの でないでしょうか。 そしてこの代理人が任売後に残るローンの残金支払いの交渉をしてくれるということです。 競売の場合は残る借金の返済額は一方的に 債権者より月々いくらいくらでお願いしますと押しつけられます。 それが、例えば月々1万円(任売の場合)か月々7万円(競売の場売)かの大きな違いが有ります。

任売後・競売後 - 任売の終了後、たぶん3ヵ月後とか6ヵ月後にかけてサービサーなどより色々な書類が送付されてくると思います。 そのような 時に、任意売却を選択し業者さんを利用しているば気軽に無料でアドバイスが受けられると思います。 競売で処理されてしまった場合、誰に相談 すればよいので しょう。

任意売却を任売と略すことも有るのですが、ときどき任買と変換されてしまって、それをそのまま表記しているホームページもあるようですが・・、任売が正解です。

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