2010年11月11日木曜日

買上げ

買上げとは

ひとくちに「買い上げ」といってもさまざまですが、不動産では国や地方公共団体が私有地を買い上げる時のことを指して言うことが一つ。

任意売却などで契約をした後にハンコ代とか諸々の不足分を物件購入者に負担してもらことを指すします。

例えば、3,000万円で販売している不動産を、3,200万円で購入してもらえないかという申し出が物件の売主側からお願いが出ることが有ります。 元々の提示価格よりも高く購入することから "買上げる" と言います。

元々の販売価格よりも高い金額になるケースとしては、例えば、抵当権者が2社・3社と付いている場合で、借金のカタとして付いている抵当権を外してもらうためのお金です。 俗に言う "はんこ代" のことです。

抵当権の付いた不動産を、付いている抵当権以上の金額で売れれば、買上げてもらう必要など無いのですが、ほとんどのケースで付いている抵当権よりも遙かに下回る金額でしか売れません。 しかし債権者たちは1円でも多く借金を返済して欲しいと考えております。

したがいまして2番目の抵当権者、3番目の抵当権者へのはんこ代が出せないことが起きるのです。 2番目・3番目の抵当権者が抵当権の抹消に同意をしてくれないと売買が成立しません。

元々提示されている販売価格よりも高い金額を逆提示されて、しれが気に入らなければ購入を止めることです。 後々、不動産屋に騙されたという思いが残るのは余りお勧めできません。

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