2010年8月16日月曜日

代位弁済

代位弁済とは

住宅ローンなどを借りた債務者に代わって、そのローンの残債の弁済(全額返済)をすることを言います。 弁済による代位という法律効果を伴う弁済をすることを言います。

なんのこっちゃとお思いでしょうから、平たく言うと、代わりに立替返済をして上げて、立替分の請求権を得ることです。

バカ息子がサラ金にした借金をバカ息子の親が代わって返済することはよくあります。 これも代位弁済になります。

通常、銀行などの金融機関から住宅ローンの借り入れをする場合は、ローン保証会社との間で保証委託契約を結ぶのが一般的です。 そして住宅ローンを組んだ本人が、返済不能な状態に陥った場合には、ローン保証会社が、その本人に代わって金融機関に返済することになります。

これも、代位弁済です。 そして代位弁済が行われますと、住宅ローンの債権者が金融機関から保証会社に取って替わり、以後は保証会社と返済の交渉をしていかなければなりません。

ローン保証会社との返済交渉というのは、単に言葉のアヤです。
保証会社は、全額一括返済を強行に求めて来ます。 そこには交渉の余地は有りません。 全額一括返済出来ないのであれば、競売で不動産を処分しますと言ってきます。

競売になるのが嫌なら任意で自宅を売却しなければならないのですが、どちらを選択しても自宅は手放すことになります。

自宅を手放したくなければ、身内・友人の力を借りて買い戻すこともできます。

((中には代位弁済後でも分割返済を認めてくれる金融機関も有りますが絶対数が少ない。))

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